曲がった木の効用

 先日、NHKでお寺の修復に曲がった木が使われているという番組があった。何百年前のお寺の修復が開始され、解体されたところ、中心部に曲がった木が使われていたことが分かった。昔の建築家は曲がった木の耐久性が高いことを熟知しており、わざとお寺の中心部を支える部分に曲がった木を使って、作り上げたのだった。修復の専門家は、曲がった木を探して、日本中を歩き回ったが、なかなか見つからなかった。最近では、曲がった木は周りのまっすぐの木の生長を邪魔するので、曲がった木はすぐに切り倒され、まっすぐな木だけが手に入らないということだった。

 私の住んでいる地方は風が強く、木はすべて風雨にさらされて、曲がったものばかりだった。私の父はここの木は曲がりくねっていて、繊維がよじれているから、木を切るのが大変だとよくこぼしていた。木は風雨にさらされると、曲がっていても繊維が複雑に絡み合って強くなるのである。

 このことは、人の成長と似ていると思う。人間でも色々な経験をしてきた人は、いろいろな問題にも対応できる。文学なども苦労したほど、良い作品を作れると思う。

 現在の日本の教育では、まっすぐに迷わずに大学受験に進み、そのまま大手企業や官僚になるのがよしとされ、回り道をする人は冷遇視されてきたのではないか。一つの組織にしがみつきまっすぐに育ったサラリーマン精神は魅力に乏しく、現代のような変化の激しい時代にはふさわしい人間像ではないと思う。

 これからの時代は道は一つではなく、様々な道が存在し、あるいは、回り道をした人間にも復活する道を提供できるような社会・教育体制が必要であると思う。

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人が感動するようなプロダクトを作るには美しく見えるものや動作する以上のものを作る必要がある

アダプティブ・パス社とてもハイセンスなユーザーエクスペリアンス事業を進めるコンサルタント会社です。共同経営者の一人は「Ajax」の命名者であるジェシー・ジェームズ・ギャレットです。

同社が掲げる理念は、「優れた製品やサービスを通じて、人が感動するようなエクスペリエンスを設計するには、美しく見えるものやきちんと動作するものを作る以上の労力が必要となる」です。人が感動するものを作るには見た目以上の工夫が必要なのだと納得しました。情報アーキテクチャや情報デザインという分野についても同様の事が言えます。見た目の美しさが重要ではなく,情報組織化の美しさが重要だと思います。

アダプティブ・パス社(日本語の解説)

http://www.designit.jp/archives/2008/07/adaptive_path.html

アダプティブ・パス社(英語)

http://adaptivepath.com/

同社の推薦書リストもお奨めです。

http://adaptivepath.com/ideas/readinglist.php

ユーザビリティエクペリアンス専門家がベスト30の職業に選ばれました

 U.S.Newsのベスト30の職業にユーザビリティ専門家が選ばれました。名称は色々あり,ユーザビリティエクスペリアンススペシャリスト、インターフェースデザイナー、インフォメーションアーキテクト,ユーザビリティープラクティショナー、ユーザー中心デザイン専門家、ユーザビリティマネージャなど、多くの範囲にまたがっています。

 この分野の専門家の重要性が高まっている事を示唆しているのではないかと思います。

Career Advice and Guide for Job Searches – US News Business – US News

情報学教育の必要性

 インターネットにより個人が情報発信を行う機会が増大すると共に、ネット上に情報が指数関数的に増大しています。企業、大学、官公庁でもいかに情報を扱うが成功の鍵となってきています。この情報の増大化は経済構造すら変えていく勢いです。

 しかしながら、この増大する情報をいかに組織化し、理解するかという訓練は全くと行っていい程教育されず,工業時代の従来型教育を続けており、小中高、大学、果ては研究機関でもきちんと見通しが立てられて行われているとは言えません。

 教育・研究の各レベルにおいて情報の専門家の育成及び普及を進めるべきであります。

 ここで言う情報とはITのみならず、日本語の文脈、英語教育、数理能力などを含めた文理融合の組織的・創造的教育を指しています。この分野の育成こそイノベーションの基盤となるものです。イノベーションを継続的に生み出し続けるためには基盤とな情報教育が重要であると考えます。

第1回 SPARC Japan セミナー2009 「研究者は発信する-多様な情報手

イベント情報

第1回 SPARC Japan セミナー2009

「研究者は発信する-多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ 2009第1回「研究者は発信する-多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」

研究者や研究のメディア関係者、学生、教師等にとって組織に閉じこもるのではなく,どのように社会と関わっていくのかが問われる時代になってきました。

ハンググライダー、自然言語処理、データサイエンスの情報発信していきます