進化しすぎた子供たち

TEDトークのFor parents, happiness is a very high barを見て思った。

親たちは子育てに悩んでる。
本屋には沢山の子育て本がある。
どれを選んでよいか分からない。

かつて子育て本はスポック博士の育児書だけ。
スタートレックのミスタースポックじゃないよ。
今は本棚一杯の子育て本。
でもこんなに多いと親は子育てに迷ってしまう。

産業革命の時代には子供は働いていた。
働いた代償に親から住処と食事を与えられた。
親は子供とともに働いた。
親は子供と遊ぶことはなかった。

現代では児童労働は禁止された。
そこで子供の仕事は学校で学ぶことになった。
スポーツなどの野外活動も子供の仕事になった。
それに伴い親の仕事も増えた。
子供の宿題を見ることや野外活動での送り迎えも親の仕事になった。

いままで大人は親という役割はなかったのに、今は子供にかかわるという仕事が増えた。
以前は、一緒に働き、よき同僚として教えていればよかったのに。
子供は勉強し、スポーツし、遊ぶ。
子供という産業が発生したのだ。

子供という産業が発生したから親という役割が生じた。
だが、親というガイドブックは存在しない。
だから迷う。
分からないから自分の子供の頃を思い出し、それに従って子育てを行う。

昔はもっと厳しかったのに、
昔はもっと我慢してた。
子供はもっと我慢すべき。
大人たちはそう思う。

お父さんは思う。
俺が今苦しいのはきっと子供の頃、先生の言うことを聞かなかったからだ。
そこで子供にもっと厳しくする。

お母さんは思う。
私が今苦しいのは夫がだらしないからだ。
子供を夫のようにしてはいけない。
子供にもっと厳しくしなくては。

厳しくしても、子供は言うことを聞かない。
親たちを信用しない。
なぜなら親たちのやり方はかっこよくないからだ。
ダサいし、どうも心に響かない。

社会は変化する。
子供は社会の変化を敏感に感じ取る。
でも子供はそれを言葉でうまく表現できない。
感じることができるだけ。
論理的に説明なんてできない。

大人の時代にはネットもゲームもなかった。
今の子供にはそれが当たり前。
社会は変わったのだ。
でも、大人はそれを認めない。
だから昔のやり方で子供に対処しようとする。

子供は社会の変化の申し子だ。
本当は子供をもっと観察するべきだ。
子供の言葉や行動に意味を見つけるべき。
でも大人たちはいつも自分のやり方を子供に押し付ける。

子供か遅れているのではない。
大人が遅れているのだ。
大人が子供という社会の変化に適応できていないのだ。

大人にできるのは書店の本棚で良書を探すことではない。
目の前の子供を観察し、子供が何を要求しているのかを知ることだ。
子供の欲求はそれぞれの子供によって異なる。
だから個別の対応が必要だ。
一つのやり方でうまくはいかない。
モンスターの種類に応じて呪文を変えなくてはならない。

子供はみんな違っているのだから。
やり方も違えなくてはうまくいかない。

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