松本零士の生き方

 昨日、NHKの「私が小さかったころ 漫画家松本零士」という番組を見て、感動した。

 松本零士の父は、戦時中の軍の飛行機パイロットで、零士の憧れだった。身近にパイロットがいたので、あんなにリアルに戦闘機をかけたのだろう。松本零士の零もゼロ戦(零式艦上戦闘機)から来ているのだとすると納得がいく。

 松本零士の父は、戦争で部下全員を失くし、一人だけ戦争から帰ってきて、一生飛行機に乗らないことを誓う。そのため、家は貧乏になったが、そんな父の後ろ姿を見て、零士は父を尊敬し、男の中の男だと憧れる。キャプテンハーロックは父がモデルになっているのだ。

 父が飛行機で家は非常に貧しく、元軍人なので、世間からの風当たりが強く、彼の母はよくいじめられた。そんな、けなげな母を大事に思っていた。銀河鉄道 999のメーテルは、零士の母がモデルなのだ。そして、零士が星野哲郎だ。機械伯爵に殺された哲郎の母のコピーがメーテルの姿になっている。メーテルは母のイメージだから、エロチックな関係にならないんだ。

 結局のところ、零士が子供の頃に受けた境遇が、作品に反映されているのだ。彼の作品は彼の世界そのものなんだ。私もそうだが、子供は親の影から抜け出すことはできない、親の影響力の強さを改めて実感した。

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